残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

病気した報告(小腸イレウス)

病気だの悪夢だのは究極の自分語りだと思っているのであまり話したくないことなのだが書かないといけないなとおもって書く。なおハッピーエンドではないし完治もしてない。オチはない。関係ない人にはつまらないものなので読まないでほしいが同じ病状の人は読んだらなにか参考になるかもしれない。
 
5年くらいまえから胃腸の調子が悪かった。家庭の事情により外食機会が多いため、食べすぎだろうとおもってなだめなだめ暮らしていた。
4年前2016年の3月ごろにお腹がとてつもなく張って妊娠線ができるほどで、ゲップが毎分出て、動悸がして、最終的に下痢でトイレから2時間ほど出られないようになることが年に数回はあった。
健康組合の節目検診のときにレントゲンのバリウム造影剤に入っているマグネシウム?の下剤+節目検診の繊維食(その後運動もあったはずだった)で上記の症状がでて大騒ぎになったが、検診機関Aから提携している市立病院Bの医者にまわされ受診しても「手の打ちようがない」??といってかえされた。(最初の兆候)
その直後2016年5月に婦人科Cで異常がみつかった。癒着ある感じの生理痛で下痢で倒れそうになるという症状で受診したら、超音波で卵巣嚢腫4センチ発見された。自分としては癒着がメインの困りごとだったのだが、卵巣のほうもそのまま破裂を待つわけにいかないのでこれ幸いと内視鏡で手術しようということになった。手術の前に絶食と下剤があるので嫌な予感はした。下痢気味なのだから下剤いらんやろとおもったのだがそれは医者にいっておくべきだった。前の晩の看護師が汚いコップでおしつけてきた下剤で翌朝エプエプからえずき(ゲップ)しながら手術室に運ばれた。
全身麻酔内視鏡中に胃腸の腫れと内臓同士(子宮と大腸)の癒着がある(婦人科で手術してみるとけっこうよくみつかるやつ)ということで家族同意のもと開腹手術にきりかえられた。術後、とてつもなく痛いのは鎮痛剤点滴でどうにかなったが、とにかく絶食しているのにゲップがでまくる胃腸が辛かった。ゲップが一晩中とまらなかったため電動ベッドの傾斜角度をずっと動かしたりしてゲップ促進してたら看護師さんに目をつけられてなんか語りに入られてどうしようかとおもった。その時はリーゼ飲んだらなおった。なおその産婦人科病院Cは今移転してAIH専業になった。
そのあとも外食後は調子がわるく帰りの路上に今すぐトイレにつれていけと唸っていることがけっこうしょっちゅうあった。
2020年8月も食べすぎでからえずき状態になった。胃腸の痛みがひどい。腸がねじ切られるようだ(生理痛の癒着のほうも手が震え目がくらみ貧血で倒れそうになるくらいだからひどいといえばひどかったがこれも場所は違うけれど同じようにひどかった)。トイレで激痛と下痢で苦しむ中で、家族に救急病院に運んでくれと一度は頼んだが、おむつも買っておらず、いつ漏れるかわからないままではこちらがイヤだ。激痛を耐え肛門をしめつけつづけたら粗相どころではなく何なら気絶するかもしれない。自家用車ならのりたくないといった。翌朝症状がおさまってから近所の胃腸科病院Dにいったら「便秘でしょう」と何食べても絶対下痢するマンに向かっていうひどいヤブっぷり。こちらもそのころまでにはいろいろとググって見当をつけていたので怒って食い下がり(モんスターカスタマーといわれてもかまうものかという覚悟)「もし腸閉塞だったらどうですか」とたずねたら「詰まってるときに救急車で運ばれないと閉塞が見えないから救急車呼べ」とのこと。念の為大人のおむつは買っておいた。
で2020年9月にGOTOキャンペーン利用の家族旅行。体調が優れないので近場で救急病院が近いホテルと指定して朝晩少なめに食べて、とやっていたがやはりダメだった。夜吐いて下した。フロントごしに救急車よんでもらって救急病院Eに運ばれ(ホテルの場合集団食中毒だったらいけないからこれはものすごく重症とちゃんと警戒されしっかり診断してもらいやすい状況だったとあとから思う。生もの食べてないかすごくたずねられた)、まんまとCTスキャンまでたどりついてようやくの「小腸が狭くなってます。あなた腸閉塞=イレウスです」との認定がでた(っていうかどうして胃腸科病院DはCTもとってくれなかったのだ?)。
いちおう痛み止め点滴で鎮痛して吐き気も一旦おさまって退院できるようになったのが夜2時。そこで救急病院Eの医者としては当然旅行をすぐ取りやめて帰って地元の救急病院に転院するだろうとおもっていたらしいが家族にはまったく重症さが通じておらず、「夜2時からホテルチェックアウトや運転は無理」と考えて寝てしまった。痛み止めしているだけだったのにな・・。そして朝症状再燃、ゲーゲーはきながら自家用車で同じ病院Eに運ばれ再入院。飲食してないのに緑の汁がどんどこ口からでてくるときは小腸からの手紙だと思うことですね・・
入院をするにあたり点滴ルートはとられそこから1バッグあたり大さじ1のぶどう糖がいれられて最低限の栄養補給されていたものの基本絶飲食で収まるのを待つスタイルだった。そこで、「胃の内容物を吸い出す(イレウス)管いれる?」とたずねられ勢いよく「入れます!」とこたえた。これがものすごく自分にはあっていた。胃から小腸にかけての内容物を全部掃除機のように吸い取るだけのかんたんな仕組みなのだが、ゲップのからえずきもゲーゲーも全部なし。鼻と喉は痛くても中耳炎程度。ようやく胃の痛みに苦しまず安眠できるようになった。吸い出した内容物としては、最初は胆汁が逆流している腸液である緑の汁がでていたが、そのあとわりと透明に赤茶けたふわふわしたかきたまのようなもの(胃炎からの出血かな)と不溶性食物繊維、すりおろした玉ねぎの透明な皮のようなものがずっとでていて、イレウスの原因が目で見てわかった。不溶性繊維、あかんわ。
ただずっと少し発熱していて(37度)暑いため、どうしても水が飲みたいのに飲水禁止されてるのは困った。看護師さんに相談したところ、うがいは大丈夫なのでその途中に喉を湿すくらいならといわれてコップ1/5くらいこっそり飲んだ(そして即座にイレウス管から吸い出されるのを眺めた)りしてた。
なお朝晩触診しにきてくれたがいわゆる反跳痛とやらはでなかった。お腹もそこそこやわらかい(しこりなどはない。というか自分はずっと腹筋つけたくて週2くらいジムで頑張ってきた人間なのだが、本当に腹筋をがっちりつけてある人だと、その下の内臓の硬さなどは手触りではとうていわからないだろうとおもうのだが・・・。)が触られるとゲップと吐き気が出る。
ちなみに安いという理由でずっと4人部屋にいた。同じ病室には似た症状の人があつめられる(管理しやすい)ものだが、隣の病人αさんはいかにも華奢な女性だったがイレウス管をいれると喉がつまって呼吸が無理だったのでダメだった(しかも手違いで手術後に太いイレウス管に差し替えられて死にそうになった)と体験談をしゃべっていた。もうひとりのβさんはどうみても「痛い」より「苦しい」ため寝付けないで苦しんでいてしょっちゅうナースコールしてこちらも寝づらいのでさっさとイレウス管にしたらいいのにと念じていたら私がそこをでる最終日にようやくイレウス管いれておさまって寝られるようになってた。
さてわたし本人はといえば大人のおむつをようやく差し入れてもらえたことでガスといっしょに予告もなく水みたいな下痢が出る問題も解決、ゲップといっしょにゲロが出る問題もイレウス管で解決となれば、単なるやけに元気な病人となった。絶飲食で体重は減ったがなぁにダイエットにもなる(うそです。強がりました。せっかく育てた筋肉から先に落ちちゃうんだろうなってうんざりしてた。実際7キロくらい体重がおちて筋トレ負荷を5キロずつ減らさなきゃいけなくなった)。病状はCTスキャンで観察してもらえた。
E病院からの紹介状にはCTスキャンの画像CDも添えられていた(是非そえてとおねがいもした)。自分も動画風にみせてもらえたが見慣れていないためかよくよみとれなかったのだが、特徴的なくちばしのようなしめつけとふくらみの部分が写っているそうだ。
F病院では経過を観察するのにCTを2枚とった。どちらも造影剤(アルコールとヨウ素をゆっくり大量に点滴管からいれる)をつかったCTで、腸のかたちがよくみえる。一度目は腫れていたそうだが二度目はそうでもなかったらしい。CTスキャンは最短でも5日くらいは間をあけないとX線より被曝量がずっとたかいため体に負担になってしまう。一方、Eでのイレウス管がちゃんと入ったかどうかは単体のX線写真(被曝量が低い)で観察してもらえた。
それと、点滴で下痢やガス(=いわゆる下から出る方の)がずっと絶え間なく出てるというのは腸閉塞の中でも完全な閉塞でない(=急に命にかかわることはない)という解釈になるようで(私としては、何も食べておらず空っぽだし、大腸からだって垢のようなものはすこしずつ出るでしょうといいたくなるような微量の下痢だったのでちょっと不思議だったが)、いわゆる保存的治療をされた。
つまり今すぐは手術しなくていいねとなった。1週間くらいたった週末に家族が迎えにこられるという日に娑婆にかえされた。その際、しつこくたのんで病院Eから地元医にむけて紹介状はかいてもらえた。そのときはDにかかろうとおもってそういったのだが、あとで目にする機会があったのだが「タダの便秘じゃないよ、CTにつまってるとこ写ってる」とわりと強めに書いてくれてた。
その週末は自宅で過ごした(ひらひら舞い飛ぶ繊維を目にしていたのでおなかによさそうなもの、伊勢餅、シュークリームなどを食して)、連休あけの水曜日だったとおもうが、たまたま出かける家族に同乗できたので徒歩圏のDではなく地元の大きめな救急病院FにおろしてもらえるとなってFのほうに紹介状を持参したところ即入院。これもCTとったところ閉塞あり、まだ腸も腫れているということでイレウス管なしの点滴栄養で腸がおさまるのをまち、5日後にCTでみて腸が腫れてなくなってから最後の4日は「低残渣食」の食事ありをして栄養指導されて娑婆に返った。
正直、それでも完治はしていない。また低残渣食ではないものを食べると詰まるし今度はしっかりカルテのあるFに運ばれて即手術になるといわれている。(Fでの同室者もポリープ内視鏡手術からイレウスが発見されて手術を検討されていた)
Fにはwifiがあったのでひまにまかせていろいろしらべた。
のべ17日間の入院となった(最終的には退屈していた)が、イレウスでは長すぎるというほどではなく、一度なると10日は入院することが多いようだ。
イレウス医療過誤訴訟にもいくつかなっている発見の難しい病気のようだ。普通年取った女性に多い病気で開腹手術をしているとそこで癒着でイレウスが発生することがある、若い男性だとみすごされて死んでしまう場合がある。わたしも若いとはいえない女性ではあるのだが、病弱みがなくシャキシャキあるくし、体も声も大きめのせいか、病院Dではみすごされそうになった。
絞扼性イレウスというのが一番病状が急激に進む。お腹のなかで腹膜とかと絡んでしまう。腸の内容ばかりでなく血行がとまってしまうとあっさりと死んでしまうことがある。わたしは絞扼性かどうかはわからないがあまりきつく止まっていない(いちおう通っている)ので、現状では手術はしない。
いちおう通っているレベルのイレウスや手術後のイレウス化防止のための食事は「低残渣食」という。カトレア会というサイトの例のが詳しいのと、F病院で栄養指導の栄養士さんにもたべていいものをしつこくたずねた。脂肪や固い植物性の食事を避ける。介護用レトルト食や缶詰の果物、練り物なども役立つ。
さらにゲップが多いのは低FODMAP食も兼ねるとよさそうだ。
 
※ 私個人の病状とは直接関係ありませんが腸の病気繋がりですごく役に立ちそうな漫画があるからみなさんはこちらも読んでください。
末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる | COMICポラリス ←病院をいくつかまわった経緯が私の経験からもうなずけます。
腸よ鼻よ - GANMA!(ガンマ) ←表紙にUC食(低残渣食)のレシピがあり実践的で役立ちます。
また、安倍元総理とおなじ病気(潰瘍性大腸炎)もツイッターなどで役立つ情報を流している人がいます。

あまりにおもしろい漫画なのでおもしろいな~ってみてたら自分も腸の病気でした。みんな、楽観しすぎることなく、腸の病気には気をつけよう。お腹は大事に。
正直、私はもう激辛大食いとか見たくない体ですがみなさんも体は本当に大事にしてください。