残しておきたい雑談がある

リニューアルしたなぽりんブログ。(日常報告よりちょっとまとまったネタ)

限界コスメを理系的に書いてみた

そういえば限界コスメというのがツイッターで流行っていた。理系のNAPORINが知っているだけの基礎知識を書いてみよう。
順番は化粧手順ぽい順番で。

最初の手順は「毛」

漫画・アニメのような顔とはまつ毛、眉が黒い帯のように見える顔である。漫画がなぜその表現を採用したかというと人間はコントラストの高いもの(くっきりと白いものとばっちりと黒いものが隣り合っている状態)を深く印象づけられやすいからである。現代の化粧では目を印象付けるため目(+眉)とそれ以外の部分とのコントラストを上げることが化粧の目的の1つになる。その第一歩として、まず化粧の開始前にムダ毛を徹底的に剃る。鼻の下、顎などは女性でも産ぶ毛が濃くなりやすい。
また眉の形を整えることで、必要以外の眉を取り除き、また眉の輪郭のぼやけを解消するのも化粧の第一歩だ。自眉があまりへんな位置の眉でなければ全部剃る必要はないが、(頭でいう五分刈りのように)眉毛の長さを全体的に短くすると、眉のコントラストが下がり眼のほうが目立ち、全体的に柔和に見えるというテクニックもある。(男子については銀魂の銀さんつか空知さんが「目と眉が近づいてるとカッコイイっていわれる」と指摘しててほんまそれ)
頬から耳の方へいったところ、顔の横ののもみあげっぽい自分では見えない部分の手入れも大事だ。というか顔の地続きは「ここだけはのこすと決めたところ(眉毛まつ毛)」から「生え際、服に入るとこ」まで全部ひととおりかみそりをあてたほうがよい。*1
電気カミソリなら自分でできるし絶対皮膚は切れない。剃っても害がないなら剃ったほうが得だ。電気やのワゴンで500円で売ってる棒型の電動カミソリ(パナソニックのフェリエとかが有名)で要らない毛を(目に見えなくても存在すると仮定したうえで)全面的にそり落とそう(目の周りは危険だから無理しないで)。いわゆる「垢ぬけた」印象になるし、化粧が長持ちするようになる。これから行う化粧の全体図を予測して剃ろう。ハナゲも鼻穴からこんにちわしないようによく手入れしよう。
剃った後の毛くずが顔に残ったらしっかり水と洗顔料で洗い落とそう。化粧手順においてこれ以後は洗顔はできない。
化粧を始める前にお出かけ服のうちタートルとかは着ておこう。汚れを防止するのに首にタオルを巻く。
 

「質感」

化粧でいう質感とは肌表面のミクロの凹凸のことである。「キメ(肌理)」ともいう。ミクロの凹凸といっても小さいと侮るなかれ。一ミクロンは髪の毛1本の厚み、まつ毛やハナゲが一本抜け落ちて顔の上にあればだれでも(無意識か意識下で)気づくように、ミクロの凹凸もでっかいアラになるかもしれないのである。
人間の肌は「ツヤツヤ」だったり「テカテカ」だったり「ガサガサ」「ふわふわ」「毛穴でブツブツ」など質感がたくさんあるが、この質感は個性で違うし、さらに一人の人間の中でも年齢と健康状態で全く変わってくる。キメを良好に保つには毎朝毎晩、洗顔料で洗顔した後に基礎化粧品をつかう(化粧水と乳液または美容液とクリームを3層塗布)というのが化粧の通説だが、私の経験だとこんなにしなくていい。百人百様の肌へのアドバイスが1通りでおさまるわけがない。私の知っている漫画家さんは「あらゆる化粧水」が全くダメな肌質だということに50過ぎて気づいたそうだ。化粧水は塗らない方がマシな肌はあると私もおもう。
ちなみに宣伝で化粧水や美容液の効能を、肌に浸透するとか肌が吸い込むとか肌から吸収されるとか肌が喜ぶとか並び立ててますが(喜ぶはともかく)全部嘘です。肌は汗と角質が出ていくだけのところ、胃腸じゃないので消化吸収はできない。しっとりするのは化粧水側だけでそれを塗られた肌は水をとられてしわが深くなってしまう場合もある。三層塗っても化粧崩れの度合いが大きくなるだけの場合もある。
 
キメ、質感を改善するには、化粧直前じゃ遅いのだが、ストレスを取り除く、ビタミン剤を飲む、夜更かししない、肉や油を食べ過ぎず野菜も食べる、便秘しない、ミストサウナにいってみる、二次元と三次元を問わずいい恋をするなどで地道に普段から頑張ってほしい。あともちろんだけど物理的刺激(擦りすぎやUVを宛てる、寒風に当てるなど)でも荒れますので刺激をさけるのもいい。
自分の場合は基礎化粧は風呂上りに水けののこった状態でニベアだけで勝負してます。つまり、基礎化粧はクリームしかしてません。美白もしとけばよかったかなーとは思います。
  

「顔色」

人の顔の絵を描く人は知ってるべき色知識が化粧にも応用できてうらやましいですね。 
絵を描く人なら知ってるかもしれませんが「透明感」は色ムラでできている。その話の前にまず顔色について説明します。
人間は顔色の差など細かい部分を見て取っているがそれをカラーコードなどで正確に読み取っているわけではなく、対比で読んでいます。したがって顔色は、「観念上の肌色」との対比の上で「言葉」で表現される。
赤みのある顔は動脈血の色、酸素をヘモグロビンが運んでいる色。血色がよく健康に見える。したがって「血色がよい」は化粧せずとも唇などが赤い状態を意味します。(血色ベースのコントラストが唇にあるかどうか)
容姿について「色が白い」はピンクに近い顔色である。黄色、褐色などが混色されていないという意味。
「色が黒い、日に焼けている」は黄色味、褐色(メラニン色素の色。メラニンは2種類あって黄色のと褐色のがあり、遺伝により割合が決まる)が多い。
色白か、色黒(黄色系)か、色黒(褐色系)かは、生まれつきのメラニン量で決まる(生後1か月で初宮参りにでかけ、それまで一歩も外に出なかった純粋日本人の赤ちゃんが「よく日に焼けて健康そう」と表現されているところをみたことがある)。え、遺伝? 美白化粧品とは・・とおもわれるでしょうが、生活紫外線などを考えれば多少は意味があるけど、遺伝を覆せるほどのものではないです。あと、肌の水分量が増えると光の散乱が増え、ちょっとだけメラニンを表皮から見えにくくする効果もあるかもしれない。
話を戻して「血色が悪い、くすんだ、不健康な顔色」は静脈血の色。よく「青い静脈が手の甲や太もも、乳房に見える」と表現されますが、実際に青いわけではなく実際に絵具を手の甲にのせて調色してみればわかるが静脈はグレーが少し入った肌色です。その、酸素が少ないグレーの静脈血の状態が顔面上に広く存在すると、まわりと対比して青みがかってみえるから「くすんだ顔色」とか「ショックで顔が真っ青になった」などと呼ぶわけです。
真っ青までいかない軽めの貧血は本来血色で赤いはずの唇が赤くなく白っぽいので気づける。素顔が貧血気味の女子は多い。これを隠せる、理想の口紅色とは「その人の素肌+動脈血の色」となる。したがって似合う口紅の色は素肌(遺伝、メラニン)に依存するので個々人ですべて違う。友達に似合う口紅はあなたには似合わないことが多い。貧血でない女子はグロス(透明)を塗るだけで十分自然な色味+ツヤが唇に乗ると思う。
余談だが、山姥メイクにしたいのでなければ褐色の人が白っぽい口紅を塗る意味はない。しかし、世の中の口紅には多く雲母のキラキララメが入っている。雲母は光を全部反射するので、くらい肌色の人が白っぽい口紅をつけた山姥メイク状態になりがち。そうでない口紅はラメなしとかマットでシアーとか言うんだと思う、よくしらないけど、100円ショップのほうがラメなしの色数が多かったりする。
 
さらに余談だが顔の色ムラを極端にしたのが歌舞伎の隈取という、目の周りだけ赤く塗ったりするやつで、長く生きていると「あっこの人はあの隈取とおなじところが赤い」という顔の人を見かけることがある。トランプさんは目の周りが赤みがすくない(黄緑がかってみえる)。なぜかというとものすごく顔全体が赤い(高血圧?)から、目の周りの毛細血管が少ない部分だけ脂肪の色が血色との対比で黄緑がかって見える。ああいう隈取もあったような。
 
話を元に戻すと、化粧において顔色はファンデーション、チーク、アイシャドウなどで変更され得る。特に鼻だけ血管が浮いてしまうとか目の下にクマ(黒ずみ)がある、あざ、そばかす、しみといった部分的な部分を覆い隠すのにはファンデーションが必要だ。
ただ、服を着た全体像で考えると首や手首や足首を出したほうがかっこいい女感が出るし、一方で普通の人には首や足まで調べる調色テクニックも設備もない。そこで顔だけ市販色をしっかりぺったり塗ると首と顔が色が違うとなってどうみても愉快な生物に。
もともと首や手まで塗るのは舞妓さんくらいしかやらない。彼女たちは真っ白でお人形みたいに塗る。それを素人がまねすると触るものみな傷つける状態になっちゃってスマホの画面が何度拭いても取れないほどギトギトな油になっていいことがない。じゃあどうするか。

今の技術でなら点描のように目に見えない程度の色ムラがのこっていたほうが自然な「透明感のある」顔色となるという話もあり(お高いファンデーション粉は点描ができるように配置されているし、点描用のフェイスブラシもある
肌に点描を描く?スティプリング・ブラシでうっとり陶器肌 - NAVER まとめ
)、顔は意識できない程度のムラがあるのが当然で、それをどう不自然でなく再現するか(できれば手抜きして何もしないで欠点だけ隠すか)という話になる。アラがないならムラあり素肌にポイントメイクだけでもよい!
さらにいうと万全でない肌(若くない、乾燥している、鼻炎で鼻の周りがガサガサ)ではファンデーションべた塗りではアラが逆に目立ってしょうがない。凹凸に色素や顔料がたまっちゃうのだ。密着力のたかいカバーファンデで自分の健康状態の肌色に近いようにアラ隠しが適度に塗れればそれで満足しよう。素人は自宅で完璧に調色してムラ塗装することができない以上、アラの部分だけチョコっと近い色で塗ってぼかしてちょっと違う色ものせておけばよしとしよう。つまり、ポイントメイクのみに地肌の平均に近い色のファンデーション(紫色の突飛に見えるものも含めていろんな色を塗り重ねる)を使うのがおすすめということだ。
*2
 

「立体感」「ポイントメイク」

テクニックを書いた本がいっぱいあります。難しい分やりがいもあります。
ポイントメイクとはつけまつげとかアイラインとか口紅とかですが、これを頑張れば男性が女性にバケる程度のことは簡単にできるし、そのための部品を100円ショップでいくらでも売ってる日本は幸せといえます。男女変身の化粧動画もよくあって、みてると楽しいからどうぞ。あ、ポイントメイクを選ぶときは必ず手の甲で色を見てください。あなたのつけたい青いアイシャドウはお店で見ると青くない(グレー?)かもしれないというのも「顔色」で描いたとおりです。
立体感メイク、光を集めるテクニックといっても魔法でもなんでもなく、もともとはさっき「顔色」で書いたように人間の目は「対比」でしか画像をとらえられないということです。光を集めるのではなく集めてる、光ってるように見せる。そのために光ってるように見せたいところ以外は自然に影が落ちているように褐色に塗ります。
人間の絵をかく絵師なら、肌の影は普通のライトでは赤みが見えるということをご存知だとおもいます。影に黒やグレーを使う(=顔色が悪くなる)のではなく赤褐色を使うのがコツですが、それも自分の顔色(手の甲で代用)にあわせて調色したり選んでください。顔の上で塗り重ねて調色できない人は手の甲で調色するといいよ。また、この立体感塗りはライトが想定と全く違う場所でやる場合は浮きます。レストランの夕食で黄色っぽい暗い場所でのメイクを、打ち上げピザパーティーの会議室の蛍光灯で見ると・・いや蛍光灯ってどんな顔でもなんか顔色悪くにみえるんですけどね・・

「髪型」

美容院にお任せでええやん・・前日に予約しといたら? ブロウだけお願いします的な。
別に自分には髪型って見えないんですよね・・(テンション下がる)
あっ髪を自力でカールさせたいときはまずスタイリング剤というのをスプレーしてかわかしたあと

コイズミ ヘアカーラー 4本入り 海外対応 ピンク KHC-V400/P

コイズミ ヘアカーラー 4本入り 海外対応 ピンク KHC-V400/P

このへんで巻くいいと思います。あと「ダイエースプレー(コスプレ業界のジャーゴン)」で前髪の根元など固定。15分の努力で半日保つ。
カーラーだけだと30分しかもたない。
後頭部が難しい?美容院どうぞ
 

「化粧を落とす」

今の日本では化粧を塗るより落とすほうが大変面倒だというのはよくあります。各社が「涙で濡れても流れない」と「水(お湯)でさっと落ちる」を宣伝で繰り返してるの「矛盾」の語義になった話みたいで笑える。漢文の先生に「楚人に盾と矛とをひさぐものありー」って覚えさせられて今でも暗唱できる。
で、専用の洗顔料があって「メイク用クレンジング」といいます。これは泡立たないタイプの、油脂に特に強く働く界面活性剤で、使い方は原液を顔にぬりつけマッサージしたあと水で流します。最近の化粧の付着力は強いしクレンジングも残ってはいけないものなのでよーく念入りに流したほうがよいです。目のまわりだけ顔と違うクレンジングを使えという製品「アイメイクリムーバー」もあるけどじゃあ目のクレンジングを顔全体につかったら1回で済んでいいんじゃないのと私は思った。やってみて別に違いは感じなかったです。目のは特に高いからかな?ふぁんけるのまいるどくれんじんぐといううす緑の瓶のが有名らしい。 
クレンジングすると必要な油脂まで洗い流されて洗顔後の肌はつっぱります。そこで質感の項に述べたような基礎化粧品で補うわけです。マッチポンプや。
若い子の言い伝えで、別に普通の洗顔料(クレンジング兼用とうたうものもあり、そうでないものでもよし)で洗うだけでいいという話もあります。クレンジングで全部取らないと毛穴などに残ってあとあと怖いと化粧品会社は主張していますが、私は普通の洗顔料でも洗うだけマシじゃん、と思ってどんどん普通洗顔料クレンジングをやっちゃっています。
個人的には、洗顔料としてアトピーの人にはコラージュ液体せっけんDとかいう液体せっけんが刺激が全くないのでおすすめだがステマじゃないし人類100%に相性が合うものはないので自分でいいのを選んでください。コラージュのDは「洗顔しても垢が落ちた気が全くしない」ほど刺激が薄いところがいいのだが口や鼻に入ると輪ゴム噛んだような強烈な味がする(入れるな)。たいていの場合は朝晩両方で顔を洗うと洗いすぎらしい。
タモリさんをはじめとして水やぬるま湯で洗うだけでいいという派閥もあるけどさすがに自分はメイクのあとはやらない。
洗った後はニベアの漢塗り。コラージュDの流し残しとあわさるとコラージュが固体になるのがなんか不思議―。たぶん高分子コロイドの凝集が発生してるけどそれはどうでもいい。
 

「塗りなおす」

化粧した顔をクレンジングしないで放置すると顔の動きで粉が一か所によっていったりまだらに残ったりしてなんかすっごく汚くなります。素顔のほうがずっとマシだと思う。
でもずっと出先にいる場合は顔をクレンジングしたりできないので(タオルも湯もクレンジング剤も出先のトイレまで持ち歩くなんて不可能)ポイントだけ上塗り修正します。たとえば物を食べると口紅がおちるので拭いて塗りなおすといいです。アイラインはたいてい下まぶたに移住するのでティッシュだの、小さいジップ袋に入れてもっていった綿棒でふき取りましょう。
 
あと化粧崩れを防ぐためにも、アトマイザーに浄水を入れたスプレーをもちあるいてしょっちゅう顔に吹きかけるといいというのがありました。
これは化粧の着色はすべて油性ベースなので、通気性が良すぎるので、素肌よりも早く水蒸気が逃げてカピカピに乾燥するからです。あと無機の顔料はアルカリに傾きがちとかいろいろ理由はあるけど、乾燥がこわいので水をかけるといいというのは
佐伯チズオフィシャルサイト | これまでの出版このへんの本読んだらかいてあったし感覚的にもよかったのです。

その他のtips

・若い人向けになるけど理系が読んでおもしろかったのはコスモードというコスプレ雑誌のメイク。髪型のコーナーはこれの知識。コスプレイヤーの知識はなりたい顔の目的がはっきりしていて手段も完璧を目指すものなので、「素人でもあそこまでやれる」がわかってからおだやかにしたり手抜きしていけば使いやすいです。
・結論としては化粧はムダ毛だけ剃って眉描いて口紅塗ればなんとかなる、用が済んだら即洗いおとしてあとは睡眠時間勝負、というのがマイ限界コスメ。美のための睡眠は大事。裁量労働はんたーい。
・あと表情ね。笑ってる人を醜いとはなかなか言いづらい。さらに年とったらよく笑わないと口角がタレてくるんで趣味を持つのもいいとおもいます。
・収納かあワイんちのコスメ収納 - 世界の中心はここだ
普通に工具箱に入れてるのとアジつけ海苔の円筒容器(ぷら)が出先用にちょうどいい(カーラー必須)
・ブラシとかスポンジは不潔になりやすいが洗うのが面倒なので指かティッシュか綿棒で使い捨てにしてます。プロにメイクしてもらったとき他人がつかったやつをじか塗りされてそのせいかめっちゃニキビできた。自分の皮脂なら大丈夫かもしれないが古い油脂はどうしても酸化するはず。ブラシ・スポンジについたら酸素に触れるからより酸化が早いだろうし二回目使うまえに石鹸であらっておくべきというのはわかるんだが面倒なんでティッシュ。アイラインはケイトの瓶に入った寝りラインを毛先の固まったブラシというよりヘラで描いてつかってます。ブラシらしいブラシはマスカラだけっすね。

以上! 

*1:参考までに、女性のいく美容院ではそってもらえないが床屋なら美容顔そりメニューがある場合もある。首や耳まわりやうなじまで完璧にやってもらえ、「においたつような肌」になれる。これが目標。

*2:余談だが、塗装という言葉をつかって思い出したが、ある化粧品会社は自動車の電着塗装にヒントを得てスプレーで塗れるファンデーションを開発したらしい。肌の静電気と引き合ってしっかりむらなく塗れるんだって。あれ今どうなったのかなあ